「相続のことは、親が亡くなってから考えればいい」

そう思っている方も多いかもしれません。

私は、相続が発生する前に、親子で一度話しておくことが大切だと思っています。

なぜなら、相続が始まってからでは、時間に余裕がなくなってしまうことがあるからです。

相続が発生すると、相続税の申告・納税など、期限のある手続きがあります。

さらに、相続税を納めるための現金が足りず、相続した土地や家を売却しなければならないケースもあります。

「売るつもりはなかったけれど、納税のために急いで売らなければならなくなった」

そんな状況は、できれば避けたいですね。

だからこそ、相続が発生する前に、

「どんな財産があるのか」

「相続税がかかる可能性はあるのか」

「納税するための現金は足りるのか」

「この土地と家は売ることができるのか」

などを、家族で確認しておくことが大切です。

「この土地と家、本当に売れる?」

ここも、相続前に一度確認しておきたいことです。

土地だからといって、必ず希望する価格で売れるとは限りません。

道路との接し方や土地の形、境界、建物の状態など、さまざまな条件によって売りやすさは変わります。

また、古い家が建っている場合には、建物をどうするのか、解体が必要なのかなども考える必要があります。

「いざというときに売ればいい」と思っていても、実際に売却するまでには時間がかかることもあります。

「この土地と家は、今の状態で売れるのか?」

を確認しておくことは、相続後の選択肢を考えるうえでも大切です。

こうしたことは、親御さんが元気なうちだからこそ、本人の考えを聞くことができます。

相続が発生してからでは、本人に確認したくても確認できないこともあります。

だから私は、相続する前に一度、家族で話しておくことをおすすめしています。

アト・リエでは、親御さんと一緒に相続について考えるご相談もお受けしています。

ご家族のお話を聞きながら、

一つずつ整理して、これからの動きを一緒に考えていきます。

必要に応じて、税理士や司法書士などの専門家とも連携します。

「相続が起きてから」ではなく「起きる前」に

「まだ先の話だから」ではなく、

「まだ元気だからこそ、今話しておく」。

それが、家族が困らないための相続準備だと思っています。

親御さんと一緒に、これからのことを考えてみませんか。